サービス残業は現代の奴隷制!橘玲が6つの日本の差別的労働慣行を斬る!

橘玲氏は「リベラルがうさんくさいのには理由がある」で、世界標準のリベラリズムと日本型リベラルは違うとし、敗戦の総括、集団的自衛権、表現の自由、労働・雇用問題などについて、本来のリベラリズムの立場から日本型リベラルを斬っています。

今回はそのなかでも労働・雇用問題について取り上げます。

スポンサーリンク

1.正規⇔非正規

橘氏は、まず正規・非正規は同一賃金・同一労働の原則から外れ、差別だと言います。

労働者を「正規」と「非正規」に分け、同じ仕事をしているのに異なる待遇にするのは差別以外のなにものでもありません。

(出典:「リベラルがうさんくさいのには理由がある」Epilogueまっとうなリベラリズムを再生するには・以下同)

2.出向社員⇔プローパー社員

また、親会社の社員と子会社の社員の給与・待遇についても同一賃金・同一労働の原則から外れているので、差別だと言います。

子会社に出向した社員とプロパー社員で給与・待遇がちがうという慣行も当たり前のように行われていますが、これも身分差別です。

3.サービス残業=奴隷労働

サービス残業という習慣は日本以外にはありません。世界標準ではサービス残業は「奴隷労働」です。

お金を払わず働かせているのですから、普通に考えればそうですよね。奴隷労働です。

4.定年退職・新卒採用

年齢で区切る、定年退職、新卒一括採用についても問題があるとも述べています。

定年は一定の年齢に達した社員を強制解雇する制度ですから、欧米では年齢差別と見なされるようになりました。新卒一括採用にいたっては日本の現行法でも違法で、厚労省が適用除外にしているだけです。

新卒一括採用は現行でも違法で、適用除外にしているだけなんですね。知りませんでした。

5.本社採用⇔現地採用

また、海外での現地採用の人事体系にも問題があると言います。

海外に子会社を持つ日本企業は本社採用を異なる人事体系で管理していますが、これは国籍差別としてすでに問題視されています。

もう、何というか、世界に恥をバラまいている感じですね。

6.男⇔女

形式的には男女平等になっているものの、実質的には男女差別が蔓延っているとも言います。

日本企業は形式的には男女平等になっていますが、現実には長時間労働(とサービス残業)によって会社に“忠誠心”を示さないと昇進できず、子育てをしている女性は管理職になれません。

長時間労働、忠誠心・・・。はぁ・・・。

◆リベラルがうさんくさいのには理由がある

これらの労働慣行、大手マスコミは自らが大量の派遣社員を抱えているし、子会社への出向も行っている、労働組合は正社員の既得権益を守ろうとする・・・本来リベラリズムが改善していくべきこの差別制度を変えていこうとしない日本のリベラルはだからうさんくさい、というのがこの本です。

そして、橘氏は最後に、

まずは自らの手で雇用差別を撤廃し、(世界標準で)リベラルな労働環境を実現してはどうでしょう。そのうえでリベラルな理念を主張するのなら、きっと多くのひとが耳を傾けるにちがいありません。

と述べています。

本当、その通りですよね。

「リベラルがうさんくさいのには理由がある」は、こちらから。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする