本当の「終活」とは死んだ後のどうでもいいことを考えることではなく、自殺合法化を考えること

最近、テレビでよく「終活」が取り上げられています。

そこで取り上げられている内容は、死んだ後の相続や葬儀、戒名などが多いです。

しかし橘玲氏は、「リベラルがうさんくさいのには理由がある」で、

残念なことに日本では、「死の自己決定権」というやっかいな問題から目を背け、相続や葬儀、戒名など、死んだあとのどうでもいいことばかりが熱心に議論されているのです。

と述べています。

目から鱗というか、そうだよな~って感じです。

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◆終活の歴史

オランダでは1970年代から安楽死合法化を求める市民運動が始まり、90年代には容認されるようになったそうです。

また、ベルギーやルクセンブルクでも同様に自発的安楽死が認められるようになり、スイスにいたっては外国人の安楽死が認めているために「自殺旅行者」がやってくるそうです。

スイスにいたっては外国人の安楽死が認めているために「自殺旅行者」がやってきます。彼らの多くは末期がんなどを宣告されており、家族や友人に囲まれ、人生最後の華やかなパーティを楽しんだあと、医師の処方によってこころ穏やかに最期の時を迎えるのです。

知りませんでした。

なんかこれと比べると、日本の終活なんておままごと同然ですね。

◆安楽死を容認する基礎となっている考え方

安楽死を容認する考え方は、売春や大麻が合法化された流れと同じであると、橘氏は指摘しています。

それは、「人生は自己決定権に委ねられるべきだ」という考え方です。

北欧やベネルクス3国など「北の欧州」はネオリベ化が進んでいて、「個人の自由を最大限尊重し、人生は自己決定権に委ねられるべきだ」というのが新しい社会常識になっています。

なんか日本と比べて進んでいるというか、大人というか・・・。

◆安楽死の条件

オランダでは、12歳以上(!)で、死が避けられない病気、激しい苦痛をともなう病気によって認められているそうです。

安楽死は本人の意思を確認できる18歳以上が原則ですが、オランダでは「子どもを苦痛にさらすのは非人間的だ」との理由で12歳まで引き下げられました。

なお、うつ病などの精神疾患では認められないそうです。

しかし12歳から、可能だとは驚きです。

◆本当の終活とは、自殺合法化を考えること

しかし、安楽死への批判、否定的な意見が多いことも事実です。

橘氏は、批判に対して次のように反論をしています。

日本では安楽死に否定的な意見が圧倒的ですが、「いつでも苦痛なく死ぬると分かったら自殺願望が消え、生きる勇気が湧いてきた」との報告もあります。安楽死によって救われるひとがいるのは確かですから、その功罪は一概にはいえません。

そして、これらを踏まえたうえで橘氏は、「本当の終活とは、自殺合法化を考えること」と言います。

ヨーロッパでは、「いつどのように死ぬかは自分で決める」というのが当たり前になってきました。(中略)それを考えるのがほんとうの「終活」だと思うのですが、(略)

橘氏のほんとうの「終活」が書かれている、「リベラルがうさんくさいのには理由がある」は、こちらから。

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