ちきりん著「自分メディアはこう作る!」から、”ブログの価値を高めるための5か条”をまとめてみた

今回は、人気ブロガー・ちきりんさんの「自分メディアはこう作る!~大人気ブログの超戦略的運営記」(2014年出版)を取り上げていきます。

ちきりんさんは、ブログ「Chikirinの日記」を書くにあたって、ゴールを設定したそうです。そのゴールは、“ブログを価値あるメディアに育てる”というものでした。

この本では、そのゴールに至るための5か条が書かれていましたので、それを説明していきます。

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1.コンテンツを散逸させない

ライターになりたい、本業のために名前を売りたい、といった場合を除いて、ちきりんさんは他サイトからの執筆の依頼はなるべく受けない方が良い、と読者(ブロガー)にアドバイスをしています。その理由について、次のように述べています。

紙であれネットであれ他のメディアに、自分のサイトには載らないおもしろい文章を書いてしまったら、読者にとって「Chikirinの日記」は、お古コンテンツの格納場所に見えてしまいます。それではOwn Mediaを育てることはできません。最もおもしろい、最も新しい文章は、常井自分のサイトで発表する、これが原則です。

このような考えに拠っているので、書籍を出したりBLOGOSに転載させたりするのも、新しいブログ読者の獲得のために行っているとのことです。

2.ネットの中の人にはならない

ちきりんさんは、読者に典型的なネットの中の人と思われないよう、意識してきたといいます。そのため注釈なしにネット用語を使ったり、ネットだけで盛り上がっているテーマばかり扱ったりをしないそうです。

“オワコン”とか”disる””炎上マーケ”や”ステマ”といった、日常生活では誰も使わないネット用語を、注釈なしに使用することはありません。

その理由は、一般読者に疎外感を与えないようにするためとしています。

ネット上での活動期間が長くなると、「ネットで話題になっていることが、世の中でも話題になっているはず」と思いがちですが、まだまだそんなことはありません。今後、新たに私のブログの読者になってくれる人、つまり、今でも新聞や雑誌、テレビなど既存のメディアのほうが、より身近であるという人たちに疎外感を与えないためには、私自身が「ネットの中の人」に染まってしまわないことが、とても重要なのです。

3.つながる世界でつながらない

「2.ネットの中の人にはならない」同様、一般読者にネット内の内輪の盛り上がりと取られないよう、敢えてトラックバックやパーマリンクを活用してこなかったといいます。

私は、有名ブログに言及されても反応ひとつせず、多くのブロガーが同じトピックについて次々とブログを書き、みんなで盛り上がっている傍らで、ひとりで黙々と独自のエントリを書き続けてきました。

その理由について、インターネットやソーシャルメディアの本質に逆行していて、馬鹿げた運営方針かもしれないとエクスキューズしつつ、

流行りモノの後追いをして短期的なアクセスを増やすより、自分が最初におもしろいトピックを発信し、他の人が自分を追いかけてくれるほうが、サイトの価値も上がります

と説明しています。

4.オープンな場所に居続ける

これまでメルマガやサロン運営はせず、無料かつオープンなブログを主戦場とする理由について次のように述べています。

有料のメルマガやサロンで集められる人数は、誰であってもブログやツイッターなど、無料かつオープンなップラットフォームで集められる人数とは、ケタがひとつかふたつ違ってきます。たとえ10人にひとりが課金に応じてくれたとしても、読者数は10分の1になってしまう。少数の超熱心のファンと交流する場所より、その10倍の想定読者に自分のメッセージを届けられる場所のほうが、私にとっては重要なのです。

そして、読者からお金をもらわないほうが自由な発信ができるともいいます。

5.信用力は売らない

ちきりんさんは、信用力を売らないことも大事な方針としているそうです。

投資関連企業やマネー誌、世論を二分する賛成・反対論を抱える企業からの取材や執筆依頼は受けないことにしています。

そして、本の紹介では「これぞ!」と思える本だけ、企業からの依頼では自分がユーザーとしてそのサービスにワクワクできるビジネスのみ取り上げてきたといいます。

大した額でもない紹介謝礼を貰うより、「ちきりんが紹介する本(モノ、サービス)は、常にものすごくおもしろい」という評判を獲得するほうが圧倒的に価値があるから、だそうです。

◆その他文章術、マイルールなど

その他にも、ちきいんさんはブログの価値を高めるための文章術やマイルールなどをもっているそうです。箇条書きでピックアップします。

  • 個人的な情報は開示しない
  • 「飲み会で友達に伝えたいことを一生懸命に話している声を書き起こした文章」をイメージして書く
  • 書いた文章は最後には必ず音読し、スラスラ読めるよう「てにをは」や語彙を整える
  • ブランディングを行う(「おちゃらけ社会派ブロガー」「そんじゃーね」など)
  • 一斉送信メールで依頼された仕事は受けない
  • よほどの大企業でない限り、商品やサービスへのクレームか書かない
  • 旅行で利用したホテルやレストランの名前は挙げない
  • 有料サイト、著作権侵害サイト等に読者を誘導しない

◆ちきりん著「自分メディアはこう作る!」

この本、前半部分は前述のようなブログメディアの価値の高め方や「Chikirinの日記」のこれまでの歴史などについて、後半部分は代表的なエントリー記事についてまとめてあります。

ブロガーにとって前半部分はとても勉強になりますし、そうでない方も特に後半部分のエントリ記事は興味をもって読むことができると思います。

ちなみに、私はこの本でちきりんさんのことを知り、たまにブログを覗くようになりました。彼女の思考、文章は結構斬新で頭の体操になるからです。

ちきりん著「自分メディアはこう作る!」は、こちらから。

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