梶本修身『体と脳の疲れが消える本』から、6つの抗疲労回復効果のある習慣・食事

大阪市立大学医学部疲労医学講座特任教授で、東京疲労・睡眠クリニック院長の梶本修身先生が2016年に出版した、『体と脳の疲れが消える本』。

今回は、この本のなかでも、生活の中で疲労に効果がある習慣や食事について、6つまとめました。

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1.足首を温める

疲労回復にとって重要な睡眠。梶本先生は、足首を温めることで、睡眠に必要な体の深部体温の低下を誘導することができるとしています。

熟眠度を高めるためには、足の裏ではなく、足首を温めるべきでしょう。足首を温めると、熱の放散が促進されることが、東洋医学的にわかっています。逆に、足首をひゃしてしまうと、下半身に温かさが感じにくくなり、副交感神経がうまく働かなくなると言われています。

2.食事と運動を就寝3時間前までに終わらせる

また、良質な睡眠のために、食事・運動は就寝3時間前までに終わらせた方が良いとも述べています。

良質な睡眠をとるには、夕食を就寝の3時間前までに終わらせる必要があります。就寝時に胃に食べ物が残っていると、自律神経が活発に働いてしまうからです。また、就寝間際の運動も交感神経を優位にし、眠りの妨げとなります。

3.緑林の香り

香りを嗅ぐだけで疲れを軽減できる香りがあるとして、次のように説明しています。

現在、抗疲労効果が科学的に証明されている香りがあります。それは「緑林の香り」。具体的には、青葉アルデヒドや青葉アルコールなどの成分です。(中略)緑林の香りを嗅ぐと、香り成分が鼻腔の奥にある嗅細胞という細胞を刺激します。その刺激が神経を介して脳の神経細胞に入り、脳の機能を高めてくれると考えられています。

4.鶏の胸肉、まぐろ、かつお(イミダペプチド)

抗疲労メカニズムの研究から疲労に効果があると発表されたイミダペプチド。イミダペプチドを含む食材として、鶏の胸肉・まぐろ・かつおがあるそうです。

疲労回復の救世主として期待されるその食材とは・・・・・ずばり、「鶏の胸肉」です。(中略)ほかには、まぐろやかつおなど、時速数十キロ以上で泳ぎ続けるような回遊魚にも含まれています。

また、梶本先生は毎日鶏の胸肉を食べ続けるのは難しいこともあるので、ドリンクとサプリについて紹介しています。

5.クエン酸

クエン酸にも抗疲労効果があると証明されており、特に栄養を摂らずに疲れたとき、クエン酸を摂ることで短時間で効果が表れる、と梶本先生はいいます。

レモンなどのかんきつ類や、黒酢、梅干しなどに豊富に含まれるクエン酸。(中略)クエン酸が特に効果を発揮するのが、栄養を補給しないままに激しい運動や残業を行って疲れたときです。栄養を摂らずに疲れたとき、クエン酸を摂ることで、短時間でクエン酸回路が活性化されます。

6.コエンザイムQ10、リンゴポリフェノール

イミダペプチドとクエン酸には劣るものの、抗疲労効果が期待できる成分として、コエンザイムQ10を挙げています。

コエンザイムQ10と、リンゴポリフェノールという成分です。ただ、コエンンザイムQ10では抗疲労効果を期待するなら1日180mg以上の摂取が必要です。

そして、よく話題に挙がるビタミンCは明確な抗疲労効果は認められないということも補足しています。

◆梶本修身「体と脳の疲れが消える本」

この本、第1章では、

  • 栄養ドリンクでは疲れはとれない
  • うなぎを食べてもスタミナはつかない
  • マイナスイオンでは癒されない

など、これまでの疲労回復にまつわる思い込みを最新医学で否定します。

そして、第2章では疲労のメカニズムを、第3章では睡眠のコツについて、第4章では睡眠に打ち勝つ生活テクニック、第5章に疲労を軽減する食事について書かれています。

慢性疲労症候群の患者さんは必読、そうでなくても疲れやすい人、疲労がなかなか回復しない人にとっては一読の価値ありでオススメ本です。

梶本修身『体と脳の疲れが消える本』は、こちらから。

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