交感神経と副交感神経、タイプ別疲労回復法!安保徹『疲れない体をつくる免疫力』

新潟大学大学院医学部教授で免疫学の世界的権威、安保徹先生が2010年に出版した『疲れない体をつくる免疫力』です。

安保先生は、免疫力を高めれば疲れをためない体をつくることができるといいます。

「免疫力」を高めれば、「疲れない、病気にならない体」をつくることができます。

「疲れない体」とは、「疲れをためない体」、「疲れてもすぐに回復する体」のことだと私は思います。

疲れを取り、病気を防ぐ鍵を握るのは「自律神経」です。

そして、この「自律神経」は通常、交感神経と副交感神経が交互に活性化することで体を健康に保っていると説明します。

交感神経と副交感神経は、通常は拮抗状態にあり、シーソーのように交互に活発化して、身体に働きかけています。

安保先生は、この両者のバランスが崩れてしまったときに、疲れを感じやすい(身体がSOSを出している)と述べています。

そこで今回は、それぞれのタイプの疲れの症状と対処法についてまとめました。

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◆交感神経が優位になったことによる疲れを感じやすいタイプ

これは簡単にいうと、「忙しすぎて、いつも疲れているタイプ」のことです。

具体的には次のような症状が挙げられるそうです。

いつも、体が疲れている。イライラする。ピリピリした不安感が強い。原因を周りの人のせいにして怒りやすい。興奮して夜眠れない。血圧が高い。血糖値が高い。肩・背中・腰に、活動しすぎによる疲れ、痛みが出る。便秘がひどい。体温が低い。

安保先生は、この「交感神経」優位の症状に対して有効な対処法について、次の10点を挙げています。

  1. 腹式呼吸(40秒吐いて吸う)
  2. 目回し体操(上下左右、時計回り・反時計回りに目を回す)
  3. 肩の体操(8の字体操)
  4. 腰の体操(腰なでなで体操)
  5. お腹や太もも、お尻、二の腕など大きな筋肉が集まる箇所を温める
  6. 爪もみ療法(爪の生え際を押しもむ方法。親指から順に少し痛いと思うくらいの強さで10秒程度押しもむ)
  7. 1時間に1回軽い体操を行う(仕事で続けがちな姿勢と逆の動きをする)
  8. しょうが紅茶、酢、粗塩、玄米、レモンがオススメ
  9. 7~8時間の睡眠
  10. 笑う

◆副交感神経が優位による疲れを感じることが多いタイプ

これは簡単にいうと、「リラックスしすぎて、体の機能が低下し、すぐに疲れが出るタイプ」のことです。

具体的には次のような症状が挙げられるそうです。

少し動くだけでも疲れる。やる気が起こらない。他人の目が気になる。小さなことが気になる。落ち込みやすい。朝起きるのが億劫になる。筋力が弱って、肩・背中・腰が疲れ、痛む。下痢をしやすい。体温が低い。

安保先生は、この「副交感神経」優位の症状に対して有効な対処法について、次の10点を挙げています。

  1. 胸式呼吸(ひじを左右に開きながら勢いよく「スッ」と息を吸い、肩の力を抜きながらい息を吐く×5回程度)
  2. 日光をよく浴びる
  3. その日のうちに寝る
  4. 散歩(階段を上る)
  5. 爪もみ療法

◆安保徹『疲れない体をつくる免疫力』

私は不勉強なことに、「副交感神経優位=善、交感神経優位=悪」と誤解をしていたので、この本を読んだことで、そうでなくて大切なのは両者のバランスである、ということを科学的に知ることができて良かったです。

自らの自律神経の状態に合わせて、上記の対処法を試していこうと思います。

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